ご挨拶

この度、新たにスクールを開設するにあたり、グループでの教室をあえて設けない事にしました。多人数では、個人個人の折角の成長をちゃんと見守ってあげられなかった経験からです。
楽器習得は何より努力の積み重ねが最も大切です。
しかし上達のスピードにも個人差があり、グループ教室の場合、器用で仕上がりが早い生徒や強い目的思考を持つ生徒を中心にどうしても進行しがちになります。
歩みが多少遅くとも、後に素晴らしい表現力を身につけて無二の存在になりうる可能性を持つ人達は沢山いるのです。
その人毎に少しずつ違うアプローチで進めるのが、練習に対するやる気や演奏する事への楽しみへと繋がるはずです。

個人レッスンとは言え、知り合い同士なら二人一緒でも構いません。
また、どうしても仲良し三人で!とあらば相談には勿論乗るつもりでいます。
授業は僕の手書きの譜面で進めて行く事になります。
永年かけて僕が学んだ事を、上達への近道を知りうる限り包み隠さずお教えするつもりです。
教える者がしっかり踏み台になってこそ、次世代が育つのですから。

上田雅利