Martintonの日々

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“幻な松原のデート”のその後

曖昧な浪人生活の果てに、志望校に届かず報われず、少し致し方なき気分で入学した男子校で何と!
千葉和臣や姫野達也との出会いがセットされていた訳ですから、人生に不思議アリです。

目的も持てず のらりくらりで二年生へ上がり、このままでは!?
なる起死回生をもくろみ、初の勉学?への邁進(以前書いた双眼鏡を使ってのなりふり構わぬ、大学推薦入学権利取得への道、話☆)を決意した頃でした。

まだ知り合って間もなかった頃の千葉和臣(席は上田の真後ろ♪)や、その他のクラスメートと、先輩バンドの教室練習を見学に行った事があります。
ベンチャーズのドライヴィングギターが印象的でした。
こんな閉ざされた雰囲気の男子校にも、光差し込む空間が存在する事を感じ、体内から湧き上がる何かを感じたものです。

休み時間には、両の手で机を叩き床を足をバタバタさせ初め、少しずつドラムへの興味を深めて行きました。
そんな日々の中、決定的出来事を含んだ日がやって来ます。
かなり漠然とした記憶で申し訳ないですが、誰かの(クラスメート?)ドラムが僕らの教室に鎮座していました。
叩ける先輩や少しでもいじれるモノ達の、しばらくはおもちゃ状態でしたが、そこに千葉和臣が座るとセットはちゃんとその役目を果たし始めました。
そのスティックさばきの美しさに僕は突然魅了され!「ドラムってカックイイんだ!」を実感させてくれました。
父親が元ドラマー(米軍キャンプを回っていました!蒲鉾屋なのに?)だった影響など全くなかった僕ですが、千葉の華麗打技は僕の身体に焼き付いてしまいました。

それからは勉学とドラムの二兎を追う、結構活気みなぎる時期を迎え、特にドラム猛進へのスローガンは『千葉に追いつき追い越せ!』の旗印を心に掲げていたものです。
そんな気持ちを引き出してくれ、プロへの扉の存在を教えてくれた千葉には、今でもとても感謝しています。

そして学年で鳴り響いてたギターの名手 姫野達也(クラスは別でした。)との交流も自然当然必然へと深まり

千葉との初共演(予餞会)のドラム合戦のステージ(電気ホール)を乗り越え、ドラマーとしての自信も根付き♪
生まれて初めての、バンド結成へと繋がって行く訳です。

チューリップの最新アルバムrunに収められた、姫野達也の曲に僕が歌詞を付けた“果てしない旅”はそのバンドを始めた高校時代(夕陽の教室での無心の練習風景)から現在の自分たちの姿(歌い続ける人生☆)を描いたものです。

昨年12月の、民音 北海道フォーク・シーンVol.2 Old Friends〜果てしない旅ツアー☆
千葉・姫野・上田の三人ユニット(サポート佐藤晃)活動も、この曲の存在が導いたような、そんな気がしてなりません☆

明後日
新春10日の 心斎橋 大阪ルイードでも、多くの想いの詰まったこの曲を歌います!

よろしかったら足を運んで下さい!
開場は17時 開演は17時半 です。


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2011.01.08

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